ウェブ解析士・テクニカルディレクター深沢のITブログ

WACA認定ウェブ解析士です。テクニカルディレクターとしてWebサイトの新規・改善・技術提案を行ってます。技術も解析も兼ね備えた提案力が私のウリです。

Googleマップ、クチコミやローカルガイドを活用する

ウェブ上で、会社やお店の場所を紹介するのに、Googleマップを埋め込む事は、
今では当たり前になりました。スマートフォンも普及し、拡大地図を利用すれば、
そのままスマホGoogleマップアプリで連携し、ルート案内等が利用出来る為、
ユーザーにとっては、非常に便利な機能です。

 

Googleマップでは、ロケーションの詳細を紹介する為に、クチコミや写真といった
情報、「リスティング」を、ユーザーが自由に掲載する仕組みになっています。
これらの情報によって、Googleマップは利便性の高い機能を提供する事が出来ます。
設定出来る基本的な項目は、名前、住所、カテゴリ、電話番号、ウェブサイト(URL)、
営業時間等です。

 

これらの情報をきちんと入力、登録しておくと、Googleマップのアプリだけでなく、
Google検索した際にも、検索結果の右カラムに情報が大きく表示されます。
SEOが不十分で、自社や自店舗の情報が上位表示されなくても、マップエンジン最適化で
Googleマップをしっかりと活用しておく事で、アクセス数を増やす事が期待出来ます。
必要最低限の情報は、予め自身でGoogleマップ上に掲載しておく事が好ましいと言えます。

 

また、これらの情報を掲載してくれるユーザーの中には、「ローカルガイド」という、
Googleマップのリスティングを多数掲載しているユーザーが存在します。
レベルは1~5まであり、レベルの高いローカルガイドが、クチコミや写真等を
掲載すると、優先的にその情報が表示される場合があります。つまり、レベルの高い
ローカルガイドにクチコミを掲載してもらえる工夫を考える事も大切です。

 

店舗であれば、ローカルガイド優待等を行っても面白いですし、宣伝にもなります。
例えば、ローカルガイドの方にお店に来店してもらい、クチコミを書いて貰う事で、
何かしらの特別サービスを提供するという具合です。

 

また、ローカルガイドは、Googleマップからの様々な質問に答える事があります。
例えば、

「車椅子用の入り口はありますか?」「有機食材はありますか?」
「グループで楽しめるお店ですか?」「辛い料理はありますか?」
こういった質問の答えがデータとして蓄積され、ユーザーの検索結果に反映されています。
店舗の施設やサービスを充実させて、検索結果に多くの情報を表示出来るように
工夫する事で、問い合せや、訪れる顧客の数を伸ばす為の施策の一つと言えます。

 

店舗等の宣伝や顧客の流入を考えた場合、今やウェブだけの施策では全く足りていない、
という事実を、我々は肝に銘じる必要があります。
今後は、SEO同様に、MEO(マップエンジン最適化)も、予め行っておく事が重要です。

 

Googleマップは、マーケティングの重要なツールの一つです。特に実店舗や事業所が存在している場合には、その情報を正確に掲載する必要があります。

現在では、店舗であれば、店の混雑状況が時間別に表示されるようになっています。

これらは、端末の位置情報から集められた統計的なデータによって分析、提供されています。これらの機能の進化に合わせて、施策を柔軟に変化させる必要があります。

ウェブの施策にばかり気を取られがちですが、しっかりと実用的なサービスを見極め、
マーケティングに活用していく必要があります。

 

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